機能性ディスペプシアと自律神経の関係
機能性ディスペプシアは、胃に不調が現れる病気です。しかし、暴飲暴食や飲酒だけが原因ではありません。日常的な疲労やストレスが自律神経の乱れを招くケースがあります。
自律神経が乱れることにより胃腸の運動障害や知覚過敏を招きます。したがって、機能性ディスペプシアの治療、予防には生活習慣の見直しが効果的です。
胃の不調を感じたら胃カメラを受けましょう
胃カメラ検査を受けることで胃の疾患を早期発見、治療をすることができます。
機能性ディスペプシアの場合も、早期治療で負担を減らすことができます。機能性ディスペプシアは症状のみで診断することはできないので胃カメラ検査が必要になります。
また、放置することで心の状態にも影響を及ぼし、治療の困難なうつ病などを併発する恐れがありますので、少しでも早く胃カメラ検査を行いましょう。
受診の流れ
Step2 問診
問診では、症状や経過を細かく聞いていきます。生活習慣についても詳しく聞いていきます。要因が分かると治療をスムーズに進めることができます。
Step4 治療方法の決定
検査の結果、機能性ディスペプシアと診断された場合、生活指導と薬物療法を患者様の様子を見て進めていきます。薬の説明も一つ一つしていますので安心してご服用いただけます。
機能性ディスペプシアに有効な薬は?
機能性ディスペプシアに有効な薬として、酸分泌抑制薬(胃酸の分泌を抑える)、胃の動きを良くする薬(アコファイドなど)、六君子湯(漢方)、抗うつ薬の4種類が使われます。患者様の症状や経過によって複数の種類を併用する場合もあります。
機能性ディスペプシアの食事メニュー
機能性ディスペプシアの治療には、薬物療法の他に生活習慣の改善も大切になってきます。生活習慣の中でも食事は大きな要因の1つとなっています。脂質が多くカロリーが高い食べ物は胃の動きを抑制してしまう原因になります。
また、アルコールや香辛料などの刺激物は症状を悪化させる場合があるため注意が必要です。上記のものを避け、腹八分目をよく噛んで食べるよう心がけましょう。
機能性ディスペプシアでお困りの方は当院までご相談ください
機能性ディスペプシアは、身の回りに溢れるストレスや食事が原因になる病気です。
放置することで症状が悪化したり、他の疾患を併発することで治療が長引いてしまう恐れがあります。
また、機能性ディスペプシアは、再発される患者様が多いことで知られています。一度完治した方も胃の不調を感じた場合は、胃カメラ検査を受けましょう。気になる症状のある方は、是非ご来院ください。