甲状腺機能亢進症・低下症
こんな症状、甲状腺の病気(甲状腺機能異常)かも?

【甲状腺機能亢進症でよくある症状】
・疲れやすい、いつも体がだるい
・人よりも暑がりだ
・汗をよくかく
・イライラして落ち着かない
・集中力がない
・手足の震え
・動悸、脈の乱れ、息切れがある
・手足がむくむ
・首が腫れる
・下痢、便の回数が多い
【甲状腺機能低下症でよくある症状】
・食欲がないのに体重が増える
・体がよくむくむ
・皮膚が乾燥する
・人よりも寒がりで、汗をあまりかかない
・いつもやる気が出ない、ボーっとしている
・体が重く疲れやすい、いつも眠たい
・物忘れが多い
・脈が遅くなった
・便秘がひどい
・月経不順
・首が腫れる
こうした症状が気になる方は、甲状腺の病気が原因かも知れません。いつも何となく調子が悪い、元気がない、歳のせいだ、と思っていませんか?
甲状腺の病気は、しっかりと治療をすれば症状は驚くほど軽くなることも珍しくありません。心当たりのある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
▼24時間診察予約受付中!便利なネット予約はこちら
▼お電話での予約も受け付けています:03-5707-3808
甲状腺とは?
甲状腺とは、のどぼとけの下にある蝶のような形をした臓器で、甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンは、カラダ全体の新陳代謝を促進する働きがあります。通常、甲状腺ホルモンは、多すぎたり少なすぎたりしないようバランスが保たれていますが、甲状腺の働きに異常があらわれると、そのバランスが崩れてしまいます。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺機能亢進症とは、血液の中の甲状腺ホルモンが多すぎる病気です。
甲状腺ホルモンが増えすぎると、全身の新陳代謝が活発になりすぎることで心臓に負担がかかったり、骨がもろくなったりすることがあります。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気はいくつかありますが、代表的な病気にバセドウ病があります。バセドウ病は自己免疫疾患の一つです。自己免疫疾患とは、細菌やウィルスなどから体を守るための免疫が、自分の臓器・細胞を標的にしてしまうことで起きる病気の総称です。
自分自身の甲状腺を自己抗体(TRAb、TSAb)が過剰に刺激してしまい、甲状腺ホルモンが多く分泌される病気です。バセドウ病の原因は明らかになっていませんが、遺伝的要素が要因であると考えられています。
バセドウ病の治療方法は、お薬の内服治療が基本です。患者さんの病状や経過によっては、手術やアイソトープ(放射性ヨウ素治療)を検討することもあります。専門的な治療が必要だと判断される場合には、専門の医療機関にご紹介いたします。
症状が安定している場合は、特に日常生活で食事や運動などに制限することはございません。気になる症状がある方は、まずはご相談ください。
甲状腺機能低下症(橋本病)

甲状腺機能低下症は、甲状腺機能亢進症とは逆に血液中の甲状腺ホルモンが少なすぎる病気です。甲状腺ホルモンが少なくなると、全身の新陳代謝が悪くなります。新陳代謝が悪くなることで、食欲がなくなったり、寒がりになったりします。
甲状腺機能亢進症の中でも代表的な病気が橋本病です。橋本病も自己免疫疾患の一つです。免疫の異常によって甲状腺に慢性的に炎症が生じていることから、慢性甲状腺炎とも呼ばれます。
この慢性的な炎症によって甲状腺組織が少しずつ壊され、甲状腺ホルモンが作られにくくなると、甲状腺機能低下症が生じます。バセドウ病と同様に、なぜ免疫の異常が生じるかはわかっていません。
治療法としては低下しているホルモンを補充する治療が中心になります。血液検査の結果に応じて、足りていない分の甲状腺ホルモンをお薬で補っていきます。
甲状腺機能異常の検査と治療

甲状腺機能異常の病気は、血液検査で血中の甲状腺ホルモンの量を調べることでおおよその診断ができます。当院は世田谷区・等々力地域のかかりつけ医として、甲状腺機能異常の早期発見、またご負担の少ない継続的な治療を行っています。
特殊な検査や専門的な治療が必要な場合には専門の医療機関へとご紹介いたしますので、気になる症状はあるけどいきなり専門病院には相談しにくい…という場合にも、お気軽にご相談いただければと思います。
▼24時間診察予約受付中!便利なネット予約はこちら
▼お電話での予約も受け付けています:03-5707-3808